- ギターピッキングってなに?
- 正しいピッキングのやり方やコツは?
- ピッキングが上達するおすすめの練習法は?
こんなふうに悩んでいませんか?
ギターピッキングとは、弦を「ベーン」とピックではじく動作のこと。
いざギターを始めてみたものの、正確に弦をはじかなければならないその難しさのあまり、行き詰ってしまう人は多いです。
そこで今回は、ギター歴5年現役バンドマンの筆者がつぎの内容をお伝えします。
この記事の内容
- ギターピッキングとは
- ピッキングを上達させるための3つのコツ
- 【筆者もやってる】ギターピッキングが上手くなる練習メニュー3選
ギターをカッコよく弾けるようになりたい人へ
「あこがれのギタリストのようにカッコよくギターを弾きたい」
「でも思っているように上達しない。どうすればいいんだろう…」
こんなふうに悩んでいませんか?
「練習をしていればそのうち上手くなるはず」と思っていても、上達が実感できないとやっぱり不安になってしまいますよね。
でもそれは、あなたが「ギターを最速で上達させるための方法」を知らないことが原因かもしれません。
ギターが上手くなって、
- ライブをやりたい
- 作曲に挑戦してみたい
- あこがれのギタリストに近づきたい
という人は、つぎの「ギターが最速で上達する7つの方法」をチェックしてみてください。
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もくじ
ギターピッキングとは
ギターにおけるピッキングとは、弦をピックではじく動作のことを指します。
ぜんぶの弦を「ジャラーン」と鳴らすのも、一本だけ「ベーン」とはじくのもすべてピッキング。
ギターピッキングには大きく分けて、つぎの3種類があります。
- ダウンピッキング
- アップピッキング
- オルタネイトピッキング
なにやら難しそうな単語がならんでいますが、それぞれの違いはとてもシンプルです。
- ダウンピッキング
⇒ 上から振り下ろすように弦をはじく - アップピッキング
⇒ 下から振り上げるように弦をはじく - オルタネイトピッキング
⇒ アップ・ダウンを交互に繰り返す
ダウンピッキング
ダウンピッキングは右手首(左手)を軸に、ピックを上から振り下ろすように弦をはじく奏法。
ギターを弾くときにもっとも基本となるピッキングで、重力を活かしたパワフルな音を出しやすいのが特徴ですね。
それを利用して、エレキギターではダウンピッキングを多用した重厚感のあるフレーズがよく使われています。
アップピッキング
アップピッキングは、ダウンとは反対にピックを下から振り上げるようにして弦をはじく奏法。
手首の使い方や弦にピックが触れたときの感覚が、ダウンピッキングとはことなります。
慣れないうちは空振りして音が鳴らなかったり、弦の反発力に負けてピックを落としてしまったりすることも。
オルタネイトピッキング
オルタネイトピッキングは、ダウンとアップを交互にくりかえして弦をはじく奏法。
ダウン・アップ単体よりも弦をはじくまでのスピードが高まるので、
- ギターソロのようなフレーズ
- コードストローク(ジャカジャカと伴奏すること)
などで使われています。
ギターを弾くうえでは必須のテクニックなので、このあと紹介する練習法でしっかりとマスターしておきましょう。
ギターピッキングが上達する3つのコツ
ギターピッキングを上達させるためには、つぎの3つのコツを意識して練習することが大切です。
- 手首のスナップを使う
- ピックの持ち手を脱力する
- ギターピックの正しい持ち方を覚える
まずはギターピックの正しい持ち方をおぼえる
↓ ↓ ↓
ギターピッキングを上達させるためのコツは、まず正しいピックの持ち方をおぼえること。
持ち方が悪いとピッキングしたときにキレイな音が鳴らなかったり、演奏中にピックを落としやすくなったりするからです。
ピックは曲げた人差し指に乗せ、その上から親指を添えて軽く持ちましょう。
ピックの持ち手を脱力する
ギターピッキングが上手くなるためには、ピックの持ち手を脱力することが大事。
そうすることで、
- 疲れにくくなる
- キレイな音が鳴る
- ピックが吹っ飛ばなくなる
といった効果があるからです。
筆者もそうでしたが、初心者さんはピックを握力測定器のように強くにぎりがち。
この状態ではピックが弦の反発力に負けてしまい、うまくピッキングができません。
それを避けるための具体的なコツは、
- ピックは強く握らずやさしく指を添える
- 弦の表面を「なでる」感覚でピッキングする
です。
以上の2点を練習のときに意識するだけで、ぜったいにピッキングが上手くなりますよ。
手首のスナップを使う
ギターピッキングを上達させるためには、持ち手の手首のスナップを使うことも大切です。
スナップとは、手首をひねるように上下に回転させる動きのこと。
この動きを利用すると、より少ない負担でスムーズにピッキングをすることが可能です。
一方で、手首のスナップを使わずに「ヒジ」を軸にしてピッキングするやり方はNG。
かつての筆者をはじめ、ギター初心者さんがやってしまいがちなダメなピッキング例です。
このピッキングだと、
- 腕が疲れやすくなる
- 音がきれいに鳴らなくなる
- ピックを落としやすくなる
とデメリットばかりが目立ちます。
「ギクッ」とした人は、これから手首のスナップを意識して練習しましょう。
ギターピッキングが上達する練習メニュー3選
ここからは、筆者も毎日やっているギターピッキングの練習法を3つの難易度に分けて紹介します。
練習法の難易度はそれぞれ、
- 完全初心者さんが今日から取り組める
- 難しいけど毎日練習すればスムーズにできるようになる
こんなカンジで分けて考えました。
だれでも始めたばかりのころは、スラスラと弾けないものです。
でも、毎日たった10分間だけでいいので、あきらめずに1~3ヶ月ほど続けてみてください。
いまとは見違えるほどに、ギターピッキングが上達します。
それでは、さっそく練習法を見ていきましょう。
練習をするときは…
- メトロノームを必ず使う
- 慣れないうちはテンポを遅くする
(BPM70くらい) - スムーズにできるようになったら徐々にテンポを上げる
難易度★:まずはピックの持ち手だけで練習しよう
まずはピックの持ち手だけで、オルタネイトピッキング(上下交互にピックをはじく動作)の練習をしていきましょう。
反対の手は6弦の5フレットをずっと押さえておいて、持ち手の動きだけに意識を集中させることが大事です。
難易度★のやり方
step
1メトロノームは「BPM80」に設定
メトロノームのテンポは「BPM80」に設定しましょう。
※ メトロノームはスマホから無料でアプリをダウンロードできます。
step
26弦5フレットを人差し指で押さえる
いちばん太い6弦の5フレットを、持ち手と反対の手の人差し指先端でおさえます。
step
3クリック音に合わせてオルタネイトピッキング
メトロノームの「ピッピッピッ」というクリック音に合わせて、オルタネイトピッキングの練習をします。
ダウンピッキングから開始して、6弦を「ベーン↓ベーン↑ベーン↓……」とリズムよくピックではじきましょう。
難易度★★:反対の手の運指もあわせて練習しよう
つぎはピックの持ち手とは反対の手もつかって、運指(うんし)の練習をしていきましょう。
ギターにおける運指とは、
6弦の5フレット ⇒ 6弦6フレット ⇒ 6弦7フレット
みたいに、弦を押さえる場所を変える指づかいのこと。
これがスムーズにできるようになると、さまざまな曲を弾けるようになります。
難易度★★のやり方
step
1メトロノームは「BPM80」に設定
メトロノームのテンポは、レベル①同様に「BPM80」に設定しましょう。
step
26弦5フレットからスタート
レベル①と同じく、いちばん太い6弦の5フレットを人差し指でおさえます。
step
3クリック音に合わせてオルタネイトピッキング
こちらもレベル①同様、メトロノームの「ピッピッピッ」というクリック音に合わせて、オルタネイトピッキングの練習をします。
ダウンピッキングから開始して、6弦を「ベーン↓ベーン↑ベーン↓……」とリズムよく上下にピックではじきましょう。
step
46弦6フレット⇒7フレットと運指していく
つぎは運指の練習も混ぜていきます。
流れはこんなカンジです。
- 6弦5フレット(人差し指)で4回上下にピッキング
- 6弦6フレット(中指)で4回…
- 6弦7フレット(薬指)で4回…
- 6弦8フレット(小指)で4回…
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難易度★★★:上下に運指するピッキング練習
最後は、やや難易度が高めのピッキング練習です。
これは「クロマチック練習」という基礎トレーニングで、筆者も毎日ウォームアップとしてやっています。
指をうねうねと動かす見た目から「イモムシ」なんてよばれることも。
この練習法がスムーズにできる頃には、
- 運指
- リズム感
- ピッキング
などがかなり上達しているでしょう。
これまでの練習法よりも難しいので、ゆっくりのテンポから挑戦してみてください。
難易度★★★のやり方
- 6弦1フレット(人差し指)をダウンピッキング
- 6弦2フレット(中指)をアップピッキング
- 6弦3フレット(薬指)をダウン
- 6弦4フレット(小指)をアップ
- 5弦1フレット(人差し指)をダウン
- 5弦2フレット(中指)……以下略
まとめ:ギターピッキングはコツを意識して反復練習しよう
今回は、ギターピッキングのコツや練習法について解説しました。
ギターピッキングを上達させるためには、コツを意識したうえで正しい練習法に取り組むことが大事です。
最初はうまくできなくても、それは当たりまえのこと。
プロのギタリストであっても、初心者のころから上手なわけではありません。
みんな本記事の練習法のような地道な努力の積み重ねによって、いまの輝かしいすがたがあります。
でも「早く上達しなきゃ」とあせって、無茶をしてはいけません。
まずはギターを、そして音楽そのものをエンジョイすることを忘れないでくださいね。
ギターをカッコよく弾けるようになりたい人へ
「あこがれのギタリストのようにカッコよくギターを弾きたい」
「でも思っているように上達しない。どうすればいいんだろう…」
こんなふうに悩んでいませんか?
「練習をしていればそのうち上手くなるはず」と思っていても、上達が実感できないとやっぱり不安になってしまいますよね。
でもそれは、あなたが「ギターを最速で上達させるための方法」を知らないことが原因かもしれません。
ギターが上手くなって、
- ライブをやりたい
- 作曲に挑戦してみたい
- あこがれのギタリストに近づきたい
という人は、つぎの「ギターが最速で上達する7つの方法」をチェックしてみてください。
⇒ ギターが最速で上手くなりたい人はこちら!