「ギターを始めてみたけど、なかなか上達しないな……」
「ギターが上手くなるコツとか練習方法って無いのかな?」
この記事は、こんな悩みを抱えるギター初心者に向けて書いています。
実は、ギターの練習に適した環境で「誰でもできる」正しい練習方法を実践すれば、ギターを早く上達することができます。
「そんな都合のいい話があるの?」
と思うかもしれませんが、挫折してしまうギター初心者の多くは、正しい練習方法を知らない、または実践せず無意識でギターを弾いてしまいます。
すると、自分が思い描いていた理想に反してギターが上達せず、つまらなくなってギターを辞めてしまうのです。
大手ギターメーカー「Fender(フェンダー)」社CEO「アンディー・ムーニー氏」の調査によると、ギターを始めた初心者のうち【90%は1年以内、ないし90日以内でギターを辞めてしまう】そうです。
私もギター初心者の頃、なかなか上手くならないために何度も挫折を経験しています。
この記事では以下のような、ギターをより早く上達するための心構えや練習方法について解説していきます。
- 一番大事なのはギターを楽しむこと
- ギターを弾く目的、目標を定めよう
- ギターをインテリアにしよう
- 自分のギター演奏を客観的に見てみよう
- 自分のギター演奏をアウトプットしよう
- 完璧(完コピ)を目指さない
- 最速で上達したいなら、ギター教室でプロの講師に指導してもらう
この記事を読むことで、ギターが上達して長く、楽しく続けられる「10%」になるための具体的な方法がわかります。
もくじ
一番大事なのはギターを楽しむこと

“好きこそ物の上手なれ”といいますが、「ギターを弾く」そのものを好きになることが向上心へと繋がり、上達への近道です。
例えば、学校の嫌いな科目の勉強や復習、仕事でやりがいを見出だせない単純作業のように、なんとなくジャカジャカとギターを弾いているだけでは、上達は見込めないんですよね。
なので、まずはギターを演奏する楽しみを見出しましょう。
「憧れの斉藤和義のようになりたい!」
「カッコよくギターを弾いて女の子にモテたい!」
どんな理由でも、全然OKなんです!
楽しくギターを弾くことが一番大事。これを忘れてはいけません。
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ギターを弾く目的、目標を定めよう

まず、ギターを練習するうえで重要なのが、「『目的と目標』をしっかり定めること」です。
「バンドでリードギターや、ギターボーカルをしたい」
「アコースティックギターで弾き語りをしたい」
「 X JAPAN や 聖飢魔II みたいなメタル系のジャンルをやりたい」
こういったおおまかな「目的」を決めると、“なにを練習すればいいのか”が分かります。
目的が決まったら、つぎは「目標」を決めましょう。
目標は、憧れのアーティストやギタリスト、YouTubeやTwitterでギター演奏を配信している人など、誰でもいいです。
“自分よりもギターが上手い人”のプレイを参考にしましょう。
ギターが上手い人の真似をすることで、自分と何がどう違うのか、自分に何が足りないのかが明確になってきます。
いまの時代、YouTubeやSNSなどのツールでいくらでも動画が観られる、音源も聴けるので、お金をかけずに真似しながら練習が出来ます。
このことから、目的と目標を決めることがギター上達のコツといえます。
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ギターをインテリアにしよう

結論、リビングや書斎などすぐ手の届くところにギターを置いてインテリアにしましょう。
ギター初心者がやってしまいがちな行動として、「ギターを弾くたびにケースにしまう」ことです。
ギターを弾くことに対する敷居が低くなるので、自然とギターに触れる機会が増え、上達が見込めます。
なお、ギターをインテリアにするときは、必ずギタースタンドを使いましょう。
ギターを壁に立てかけたり床に寝かせたりすると、大切なギターが倒れて破損してしまったり、ギターの重みでネックが反ってしまいます。
ネックの反りは弦の押さえやすさ、弾きやすさそのものに影響するため、これらの保管方法は絶対にやめましょう。
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自分のギター演奏を客観的に見てみよう

結論から言えば、ギター練習の時は必ず「動画撮影、または音声録音」をしましょう。
というのも、自分がギターを演奏している姿や鳴らしている音って、意外と自分では分かりにくいんです。
「お? いまの結構うまく弾けたんじゃないか?」
そう思って撮影した動画で客観的に自分のプレイを見てみると、
「ストロークの手首の動きが硬いな……」
「ここのコードチェンジよくミスってる……」
というふうに、いままで気が付かなかった自分の演奏の欠点が見えるようになります。
動画をみて研究することで、憧れのアーティストとの違いも客観的に比較できて、さらなる改善点を見つけることも出来るおすすめの練習方法です。
スマホの録画機能を使うだけで十分ですので、出来れば動画撮影、どうしても撮影環境が無ければ音声録音でもOK!
自分のギター演奏をアウトプットしよう

アウトプットとはつまり、自分のギター演奏を他の人に見てもらうこと。
「え?路上ライブや動画配信なんていきなり出来ないよ!」
と思いますよね。たしかに、初心者でいきなり路上ライブや動画配信はハードルが高いと思います。
まずはご家族や友人、彼氏 / 彼女など身近な関係の方に自分の演奏を見てもらうと良いでしょう。
そうすることで、忖度の無い率直な感想を聞くことが出来るからです。
とはいえ、いきなり「ギター弾くから聞いてくれ」と宣言するのもややハードルが高いので、やはり普段からギターをインテリアにすることでそのハードルが下がります。
例えば自宅に友人や家族などが来た時、部屋にギターがあったら、
「お、ギターあるじゃん。ちょっと弾いてみてよ」
と、相手側から自然とアウトプットする機会を与えてくれます。
自分のギター演奏を他人に見せたり聞かせる前提だと、やはり恥ずかしい、カッコ悪いところは見せたくないとそれなりに努力出来るものです。
段々と慣れてきたら、路上ライブデビューやYouTubeなどの動画配信サービスやSNSなどに、自分の演奏動画をアップロードするのがおすすめ。
特に動画配信は、視聴者の反応を窺えたりアドバイスを貰えることもあるので、更なるステップアップが望めます。
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完璧(完コピ)を目指さない

さきほど「憧れのアーティストを真似する」と言いましたが、ギターが上手い人のプレイを1から10まで「完璧」にコピーしようとすると、初心者はどうしても行き詰まってしまいます。
まずは1曲通して「それっぽく聞こえるように」コピーすることが大事。そうすることで自信にも繋がるうえ、なにより音楽的な楽しさを味わえます。
Fコードが上手く押さえられなかったらセーハしない簡易コードでもいいんです。
大事なのは“完璧”にやるより、まずは“完了”させることです。
大音量で演奏出来る場所で練習しよう

ギターをごく一般の家庭で演奏するときは、たいてい音量を小さくしますよね(集合住宅なら尚更)。
筆者自身が経験したことですが、騒音に気を遣いながら肩身の狭い思いでギターを演奏すると、ピッキングやストロークで音を極力出さないように縮こまったフォームがクセづいてしまいかねません。
また、「近隣に迷惑だと思われていたらどうしよう」といった雑念や心配が念頭にあり、ギターを楽しむこと自体が難しいです。
筆者としては、ギターは大音量を出してナンボな楽器だと思います。
アコギにしても、エレキギターにしても、大音量を出すことで本来の性能/持ち味を発揮します。そして音量の大小にとらわれない開放感のある演奏はなによりも楽しいです。
したがって、可能な限りカラオケやスタジオなど大音量を出せる場所で練習しましょう。
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最速で上達したいなら、ギター教室でプロの講師に指導してもらう

結論、最速でギターを上達したいなら、ギターが上手い人に教えてもらうのがベスト。
「でも、ギターが上手い人なんて知り合いや友達に居ないよ……」
という人は、プロの講師によるギターレッスンを受けられるギター教室がおすすめ。
独学でギターを練習すると、あとあと治すのが難しい独特の弾き方やクセが付いてしまったり、本当に上達しているのか自分では分かりにくいものです。
熟練のギター講師にその場でフィードバックしてもらうことで、自分の弱点や改善点、課題を認識でき、ギターをより早く上達することができます。
デメリットは、独学でギターを学ぶよりもコストがかかることですが、
「ギター上達の壁にぶつかってるから、誰かに直接教えてもらいたい」
「文化祭や路上でのライブが控えているから、最速でギターを上達したい」
という人は、以下の記事でおすすめのギターレッスンをチェックしてみてください。
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まとめ
今回の記事は、ギターを早く上達するためのコツや心構え、練習方法について解説しました。
具体的な内容は、以下の通りです。
- 一番大事なのはギターを楽しむこと
- ギターを弾く目的、目標を定めよう
- ギターをインテリアにしよう
- 自分のギター演奏を客観的に見てみよう
- 自分のギター演奏をアウトプットしよう
- 完璧(完コピ)を目指さない
- 最速で上達したいなら、ギター教室でプロの講師に指導してもらう
なお、これらの方法を日々のギター練習で意識して行うことで、無意識でギターを弾いている人より早く上達することはできますが、明日か明後日にすぐギターが弾けるようになるわけではありません。
大事なのは、「継続すること」。
ギターを楽しく、長く続けることが「ギター上達の近道」です。
「ギターの腕前を少しでも早く上達させたい」
という人は、以下のリンクからギター教室をチェックしてみてください。
ギターのピッキング、ギターコードの押さえ方のコツやギター初心者におすすめの練習曲などは、以下の記事を参考にしてみてください。