- ヒモみたいなストラップってどうやってギターに付けるの?
- ギター(ベース)を買ったけどストラップの付け方がわからない
- 初心者セットについているベルトみたいなものはどうやってつかうの?
こんなふうに悩んでいませんか?
ギター(ベース)ストラップは、楽器をただしいポジションで固定するために必要なアイテム。
初心者セットに付いてきたのはいいものの、いざ使ってみようとしても意外とやり方がわからなくて困ってしまいますよね。
筆者も初心者のころ、当てずっぽうにストラップを取りつけたせいで、演奏中にエレキギターを落としたことがあります。
正しい付け方をしらないばかりに、あなたのたいせつな楽器にキズがついたらショックですよね。
そこで今回は、ギター歴5年の筆者がつぎの内容をお伝えします。
この記事の内容
- ギター/ベースストラップの付け方
- アコギのヒモみたいなストラップの付け方
- ストラップを付けたときの位置・高さについて
付け方をマスターするだけで、
- 楽器を落とさずにすむ
- ストラップ無しよりも弾きやすくなる
- 構えたときのベストな位置が見つかる
とメリットしかないので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
もくじ
ギター(ベース)ストラップを付けるときの向きはあるの?
「ストラップって穴がどっちにも空いているけど、付けるときの向きとかあるの?」
というギモンにおこたえします。
結論からいうと、どちらの向きにつけてもOK。
ただしストラップの、
- 種類
- メーカー
などによっては、エンド部分に「ロゴ」が入っています。
この場合は、ネック側ピンにロゴがあるエンド部分を付けるのが一般的ですね。
とはいえ、かならず向きが決まっているわけではありません。
そのため、あなたが好きな向きで付けてもだいじょうぶですよ。
【エレキギター/ベース】ストラップの付け方
ここからは、じっさいにストラップの付け方について画像付きでくわしく解説していきます。
前提として、ストラップはエレキギター(ベース)の、
- ネック側
- ボディ下側
の2箇所にある「ストラップピン」に付けます。
これにストラップをくくり付けるだけなので、たった30秒で終わるくらいカンタンですよ。
ココに注意
※ 都合により、アコギの画像で手順を解説しています。
※ エレキギター/ベースでも、まったく同じ付け方でできます。
※ ネック・ボディ下側どちらにもピンがあるアコギは、このやり方で付けられます。
ネック側のピンにストラップのエンド部分を付ける
まずはネック側にあるピンに、ストラップのエンド部分を取り付けます。
新品のストラップは硬いですが、チカラづくでねじ込んではいけません。
ストラップを片手で引っ張りながら、グリグリとまわすようにピンにエンドの穴をさしこみましょう。
エンドの穴から完全にピンが見えていたらOKです。
ココに注意
※ 中途半端な付け方だと、弾いているときに外れて楽器を落としてしまいます。
※ 奥まで入っているか、しっかりチェックしましょう。
ボディ下側のピンにもう一方のストラップエンド部分を付ける
つぎは、ボディの下側にあるピンに、まだつけていない方のストラップエンドを取り付けていきます。
ステップ①と同じやり方で、グリグリとピンにエンドの穴をさしこみましょう。
こちらも、エンドの穴から完全にピンが見えていたらOKです。
ココに注意
※ 中途半端な付け方だと、弾いているときに外れて楽器を落としてしまいます。
※ 奥まで入っているか、しっかりチェックしましょう。
ストラップの取り付け完了
たったこれだけで、ストラップの取り付けは完了です。
ココに注意
※ ストラップがねじれていると楽器を落下させる原因となります。
※ かならずねじれを直してから肩にストラップをかけましょう。
⇒ ギターが最速で上手くなる方法はこちら
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【アコギ】ストラップの付け方【ヒモ】
アコースティックギターは、ネック側のストラップピンがもともとないモデルが多いですよね。
そのため、立って演奏するときは画像のように、ヘッドの根元にヒモみたいなストラップをくくりつけます。
正直なところ、こっちの手順のほうがめんどくさいです。
ですがアコギはボディがかるいので、エレキギターみたいなストラップの付け方だと、ヘッドが重さで下がってしまうんですよね。
これを「ヘッド落ち」と呼びます。
そうなると、ヘッドを左手でささえながらコードを押さえないといけないので、とても弾きにくくなるのです。
そんなデメリットしかないヘッド落ちを防いでくれるのが、このヒモみたいなストラップ。
これをつかえば、立った状態でもヘッドが下がらず、座っているときとおなじ安定感で弾けるようになります。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここではアコギのヒモみたいなストラップの付け方を解説していきます。
ボディ下側のピンにストラップのエンド部分を付ける
まずはボディの下側にあるピンに、ストラップのエンド部分を取り付けます。
新品のストラップは硬いですが、チカラづくでねじ込んではいけません。
ストラップを片手で引っ張りながら、グリグリとまわすようにピンにエンドの穴をさしこみましょう。
エンドの穴から完全にピンが見えていたらOKです。
ココに注意
※ 中途半端な付け方だと、弾いているときに外れて楽器を落としてしまいます。
※ 奥まで入っているか、しっかりチェックしましょう。
ネック根元にヒモストラップを付ける
ギター初心者セットについてくる「ヒモ」を、まずはストラップのエンドに取り付けます。
ヒモについているフックのようなものを、ストラップのエンド穴にひっかけます。
ココに注意
フックがない場合は、ヒモそのものをエンド穴にとおせばOKです。
つぎは、ヘッドの根元にヒモを取り付けます。
ココに注意
※ ヒモはかならず弦の下をくぐるように通しましょう。
※ 弦の上につけると、ヒモが切れたりへんな音が鳴ったりします。
弦の下にくぐらせたら、つぎはネックのうしろ側でヒモをかたく結びましょう。
メモ
※ 結び方は弾いているときに外れなければ、なんでもOKです。
※ かた結びやリボン結びなど、すきなやり方でどうぞ!
アコギのストラップ取り付け完了
これでアコギのヒモストラップの取り付けは完了しました。
エレキギターなどとくらべると少したいへんですが、こっちのほうがおしゃれな雰囲気ですね。
でも、この作業をアコギを弾くたびにやるのって、けっこうめんどくさくないですか?
ヒモのほうがヘッド落ちしにくいとはいえ、毎回やっているとギターそのものがおっくうになるかも…。
そんなときに便利なアイテムが、これです。
これをつかえばギター練習のたびにわざわざ結ばなくても、タッチひとつでヒモを着脱できるんです。
シンプルに時短になるし、ヒモがうまく結べなくてイライラすることもありません。
たった1,000円ほどでストレスなくアコギが弾けるようになるので、長い目でみれば買わないと損をしますよ。
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ギターを落とすのが不安なら「ストラップロックピン」をつかう
ストラップを正しく取り付けたとしても、ざんねんながら100%落下をふせげるわけではありません。
たとえば、
- ストラップがねじれていた
- エンド部分の穴がひろがっていた
などによって、不意に楽器を「ガシャーン」とやってしまうことも。
筆者もはじめて買ったエレキギターを落として、相当ショックだったことをおぼえています。
たとえ初心者セット用の安物であっても、はじめてじぶんで買ったたいせつなギター。
それにキズをつけるのは、だれしも避けたいものですよね。
そんなあなたにおすすめな商品がコレ。
これは「ストラップロックピン」といって、楽器とストラップをロック式の金具でガッチリと固定できるすぐれもの。
そのうえ、金具は片手だけで「カチッ」とはずせるので、ストラップを取り外しするときも誤って落とす心配がありません。
筆者もこれをつかっていますが、もうふつうのストラップピンにはもどれないほど便利だし、安全です。
価格は3,500円ほどと安くはありませんが、たいせつな楽器をキレイな状態でたもてるなら高くはないはず。
お金をケチったばかりに「やっぱりロックピン買っておけばよかった…」と後悔しないよう、よく考えてみてくださいね。
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ギター(ベース)ストラップの位置・高さはどのくらい?
ストラップの取り付け方が分かったところで、次は「ストラップはどれくらいの長さで使ったらいいの?」という疑問について解説します。
ふつうは「楽器を抱えたときに、楽器本体がおへその辺りの高さに合わせる」のが良いと言われています。
とはいえ、実際は人それぞれ弾きやすい高さや音楽のジャンル、演奏スタイルによって変わるので、特にこれといって決まりはありません。
念のため、目安となる高さを解説していきますね。
標準的な長さ
ロックやパンクバンドを見慣れている方には少し短く見えると思いますが、こちらが「楽器本体がおへその高さ」となる標準的な長さです。
楽器が程よい高さで腕や手首の動きを抑制しないため、パワーコードやソロフレーズなどなんでも万能に対応出来ます。
初めてストラップを使う初心者におすすめのスタイルです。
ロック/パンク系は長め
ストラップを長めに使って楽器を低い位置で抱えるスタイルは、ロックやパンク系では標準になっていますね。
このスタイルは「楽器本体が腰の高さ」になりやや左腕を伸ばした状態で手首を鋭角に返すフォームを必要とするため、慣れない人は弾きにくく感じます。
その分、右手の可動範囲は広く激しく振り下ろすような豪快なコードストロークやダウンピッキングといったプレイには有利で、パワーコード中心のロックやパンク系に適したスタイルと言えます。
一方であまりにも長くしすぎると非常に窮屈で、プレイに支障をきたすため、演奏性とカッコ良さのちょうど良いバランスの高さを見つけましょう。
ジャズ/メタル系などは短め
ジャズやメタル系などテクニカルなフレーズを多用するジャンルにおいては、ストラップを短めにして楽器本体を高い位置で抱えるスタイルが一般的です。
このスタイルは「楽器本体が胸に近い高さ」になり楽器がガッチリと固定され、座り姿勢/立ち姿勢いずれにおいても同じ位置関係で楽器を抱えられるため、より高度で安定したプレイを可能にします。
指板上のハイポジションにも手が届きやすく、ハイゲインなフレーズにバッチリ対応出来るのも大きなメリット。
また、脚が自由に動かせるため、ライブのステージ上で走り回るパフォーマンスを好む人にもおすすめのスタイルです。
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まとめ:ギターストラップの付け方をマスターして演奏をたのしもう
今回はギターストラップの正しい取り付け方法について解説しました。
ストラップをしっかり取り付けることで、
- 楽器を落とさずにすむ
- ストラップ無しよりも弾きやすくなる
- 構えたときのベストな位置が見つかる
など、さまざまなメリットがあります。
本記事を参考に取り付け方を覚えて、たのしいギターライフを送ってくださいね。