エレキギターをはじめたいけど、
- 必要なものがわからない
- 最低限そろえたほうがいいものは?
- どれくらいの予算があればいいの?
こんなふうに悩んでいませんか?
筆者も5年まえ、エレキギターをやろうと思ったときにわからなくて、結局すべて必要なものがそろっている「初心者セット」を買いました。
たしかに、買ったその日からすぐにギターが弾けるのはイイ。
でもカンジンの付属品が「雑誌のふろくのほうがマシなレベル」で、まったく使いものになりませんでした。
しかたなく機材を買い足していたら、
「最初からべつべつに買っていたほうが、10,000円も安く済んだじゃん!」
という結果に。
今回は筆者のそんな経験をふまえて、つぎの内容をお伝えします。
この記事の内容
エレキギターをはじめるために…
- 必要な予算
- 最低限必要なもの
- 有るとベンリなもの
それぞれ、ギター歴5年の筆者が「初心者のころにほしかったな~」と思う、おすすめの機材もあわせて紹介していきます。
この記事を読めば、市販の初心者セットを買って後悔しなくなりますよ。
もくじ
エレキギターを始めるのに最低限必要なものと値段は?
結論、エレキギターを始めるのに最低限必要なものと、それぞれの値段はつぎのとおり。
つまりべつべつに選んでも、およそ40,000円ほどあれば最低限のものがそろえられます。
学生さんや筆者のようなビンボー社会人でも、
- バイト代
- へそくり
- おこづかい
これらでまかなえるくらいの金額ですね。
ちなみにエレキギター初心者セットの価格は、安いもので30,000円ほど。
筆者はこの10,000円とそれぞれ買いそろえる手間をケチったがために、ギター以外の機材をすべて買いなおすハメになりました。
せっかくギターを弾こうと気分が高まっていたのに、
- アンプから音がでない
- チューニングが合わない
- ギターのネックが曲がっていて弾きにくい
こんな状態だったら、ガッカリしてしまいますよね。
エレキギターの初心者セットでは、こういった粗悪品をつかまされることがザラ。
なので、多少めんどくさくても個別に機材を買うことをおすすめします。
とはいっても「なんか選ぶのめんどくさいな~」って思いますよね。
だから筆者が「自宅で弾くならとりあえずコレ買っておけばOK」っていう最低限の機材を、ここでまとめて紹介します。
当サイトのおすすめ機材
【エレキギター】およそ30,000円
ギターの弦をはじくための【ギターピック】およそ1,000円(10枚)
音をだすための【ギターアンプ】およそ7,000円
ギター~アンプをつなぐための【シールドケーブル】およそ2,000円
ギターの音を正しく合わせるための【ギターチューナー】およそ2,000円
- もっとじっくりと選びたい
- ほかにもどんなものがあるか見たい
- 最初からちゃんとした機材をそろえたい
という人は、つぎの章でくわしく紹介していきますね。
「エレキギター」はもちろん必要

まずエレキギターをはじめるために必要なものは、なんといってもギター本体。
これがなければ、なにも演奏できませんね。
エレキギターを選ぶときの大事なポイントは、つぎのとおりです。
エレキギターの選び方は?
- すきな見た目
- 値段(予算)
- メーカー
など…
初心者にとってギター選びでもっとも重要なのは、値段ももちろんですがなによりも「見た目」が大事。
なぜなら、自分が「コレだ!」と思うルックスのギターを手にすることで、
- 弾いていてたのしい
- 練習のやる気がでる
- ざせつしにくくなる
など、さまざまなメリットがあるからですね。
これは日常的につかっている、
- 洋服
- 自動車
- アクセサリー
などと同様に、ほとんどの人は自分がキライな見た目のものを身につけたり、つかったりしませんよね。
エレキギターもそれと同じで、気に入ったものほど
- ずっと大切にしよう
- せっかく買ったからちゃんと練習しよう
という心理がはたらくものです。
なので、縁があってエレキギターの魅力に気づいたあなたが三日坊主にならないためにも、見た目はかなり重視すべきですよ。
ギターの音や弾きやすさなんて、プロ・上級者くらいしかほとんど違いがわかりませんから。
またエレキギターの値段に関して、5万円以上あれば10年ほどつかえるクオリティのギターが手に入ります。
それ以下の価格帯は、個体ごとの品質の差がはげしくて完全に運ゲーです。
正直、おもちゃ同然のエレキギターがおおいので、安物買いの銭失いになりかねません。
以上、最初のエレキギター選びにおける重要ポイントをおさらいすると、
- 見た目が気に入ったものをえらぶ
- 値段は5万円~が長くつかえておすすめ
- 音・弾きやすさはそんなに気にしなくてOK(たぶんわからない)
もっとくわしいエレキギターの選び方とおすすめギターは、以下の記事を参考にしてみてください。
-
【2023年最新】初心者におすすめのエレキギター18選!失敗しない選び方とは?
エレキギターの選び方がわからない 初心者におすすめのエレキギターが知りたい はじめて買うエレキギターで失敗したくない こんなふうに悩んでいませんか? エレキギターとはひとくちに言っても、 ポイント 見 ...
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「ギターアンプ」は音を出すために必要

「ギターアンプ」は、エレキギターの電気信号を増幅させるための機械です。
これがなければ、いくらギターをジャンジャカ弾いてもおおきな音は一生でません。
自宅用ギターアンプ選びの注意点は、つぎのとおりです。
ギターアンプの選び方は?
- 音の大きさ
- 電源の取り方
- ヘッドホン端子の有無
もっともたいせつなポイントは、ギターアンプの音のデカさですね。
ギターアンプは電化製品のように、出力(5W、30Wなど)のちがいで音のボリュームがおおきく変わります。
自宅でギターを練習するくらいなら、1~30Wがおすすめ。
音楽スタジオにあるような100Wの大型ギターアンプを買ってしまうと、
- サイズがでかくて置き場にこまる
- 音がパワフルすぎて近所迷惑になる
- 音を小さくすると本来の性能を引き出せない
とデメリットしかありません。
また、ギターアンプは電源のとりかたにも注意が必要です。
自宅でずっと同じ場所に置いておく場合は、コンセントにつないで電源をとるタイプでOK。
でも、べつのところに移動させたり、屋外に持ち運んだりする予定があるなら「電池/バッテリー駆動」のギターアンプを選びましょう。
電池駆動式のおすすめギターアンプは、冒頭でも紹介したこちら。
コンセントタイプでもOKなら、
- ヘッドホンがつかえる
- Amazonでレビュー3,000件以上で星4.3
- 8,000円とアンプにしてはかなりお手頃価格
という高コスパなこちらのギターアンプがおすすめ。
最後にわすれてはいけないことが、ギターアンプにヘッドホンがつかえるかどうか。
というのも、いくら低出力のアンプでも内蔵しているスピーカーから音を出せば、
- 夜中
- アパート
- マンション
など環境によっては、ご近所さんや同居人に「うるさい」とクレームを入れられます。
筆者はアパートでエレキギターを弾いていたことがありますが、やっぱり騒音を気にしながら演奏してもまったく楽しくないんですよね。
せっかくなら、夜中のアパートでもエンリョしないでおもいっきり演奏したいものです。
そのため、
- 家族持ち
- 都会ぐらし
- アパート・マンション住まい
すこし長くなりましたが、ギターアンプ選びのポイントをおさらいしておきます。
ギターアンプの選び方は…
- 音が大きすぎない「1~30W」
- 持ち運びする機会がおおいなら「電池/バッテリー駆動式」
- 音をガンガンだせる環境でなければ「ヘッドホン端子付き」
さらにくわしい選び方とおすすめのギターアンプは、以下の記事を参考にしてみてください。
-
【2023年最新】小型ギターアンプのおすすめ!種類や選び方も紹介
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「シールドケーブル」はギターとアンプをつなぐために必要
エレキギターとアンプを用意しただけでは、まだ音は出せません。
それらをつなぐための「シールドケーブル(以下:シールド)」が必要です。
シールドとは、エレキギターから発生した電気信号をアンプ側に送るための「電線」のような役割の機材。
では、そんなシールドはどうやって選べばいいのでしょうか?
答えはケーブル部分の「長さ」です。
シールドには、
- 3m
- 5m
- 10m
といった全長のちがう種類がいくつかあります。
なぜなら、シールドの用途によって使いわける必要があるからですね。
たとえば、
- 自宅でのギター練習
⇒ 長すぎるとジャマだし掃除しづらい - ライブでの演奏
⇒ 短すぎると自由に動きまわれない
それぞれの場面では、あきらかにもとめられる長さはことなりますよね。
なので、シールドを選ぶときは適切な長さのものを買いましょう、というお話です。
筆者がシーンごとの「ちょうどいいな~」とおもう長さの目安は、つぎのとおり。
用途別シールドの長さ(目安)
- 自宅練習用 ⇒ 3m
- ちいさいライブハウス用 ⇒ 5m
- おおきなライブホール用 ⇒ 10m
ちなみに初心者には、安くて長さのバリエーションも豊富なこちらのシールドがおすすめです。
ちなみに「シールドってなんだかジャマそう」と思う人は、無線でギターとアンプをつないで音が出せる「ワイヤレスシステム」が便利。
これをつかうことで、
などの悩みがすべてなくなります。
ワイヤレスシステムの選び方やおすすめは、以下の記事を参考にしてみてください。
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【2023年最新】ギターワイヤレスシステムのおすすめ!種類や選び方も紹介
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すこし話がそれてしまいましたが、シールド選びのポイントをまとめておきましょう。
シールドの選び方は…
- 適切な長さ(自宅用なら3mくらい)
- ワイヤレスシステムにするのもアリ
詳細なシールドの選び方やおすすめは、以下の記事を参考にしてみてください。
-
【2023年最新】ギターシールドのおすすめ!初心者向けからハイエンドまで紹介
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「チューナー」はエレキギターの音を正しく合わせるために必要
エレキギターはほかの楽器と同じように、6本の弦をそれぞれきまった音階に合わせます(チューニング)。
その際に必要なものが「ギター用チューナー」。
ギター用チューナーには、
- ペダル式
- カード式
- クリップ式
などさまざまなタイプがありますが、初心者におすすめなのは「クリップ式」です。
とはいっても、ほんとうはチューニングくらいなら無料のスマホアプリでもできるんですよ。
ですが、正直なところ、そのたびにスマホを取り出してアプリを起動するのがめんどくさい。
一方、クリップチューナーなら普段からヘッドにつけおいて、電源をオンにすればすぐにつかえます。
ひとつ2,000円くらいで買えるので、利便性をかんがえるとクリップチューナーは持っておいたほうがいいですよ。
初心者にもおすすめのクリップチューナーはこちら。
おすすめのギター用チューナーとその選び方については、以下の記事を参考にしてみてください。
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「ギターピック」は弦をはじくために必要
アコギやエレキベースは指で弦をはじく「フィンガースタイル」という奏法がありますが、エレキギターは弦を「ピック」ではじいて演奏するのが一般的。
そのため、エレキギターをはじめるタイミングでそろえておきましょう。
ギターピックの選び方は、以下の3つに注目してみてください。
「いやいや、たかだか弦をはじくための道具でしょ?」と思いますよね。
でもピックの種類によって、
- にぎりやすさ
- エレキギターの音
- 弦をはじいたときの感触
こんなに変わるんですよ。
とはいえ、じっさいに使ってみないとその違いはわからないので、サクッとおすすめのギターピックを紹介します。
このフェンダーのピックは、
- 素材は「セルロイド製」
- あつかいやすい「ティアドロップ型」
- ほどよいかたさの「ミディアム(厚さ:0.9mmくらい)」
といったスペックで、スマホでいうとiPhoneくらいド定番です。
でもギタリストに愛用されているのはちゃんとした理由があって、それはなんといっても使いやすいからですね。
いろいろなピックを試したエレキギター上級者ですら、結局「フェンダーピックがいい!」と戻ってくるほど。
まずはこれを基準に、あなたにあったピックを見つけてみてくださいね。
「最初からギターピックにもこだわりたい」という人は、以下の記事を参考にしてみてください。
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エレキギターを始めるために必要じゃないけどあったほうがいいもの
ここまでは、エレキギターを始める(演奏する)ために必要なものを紹介しました。
でも本音をいうと、できればこれらの道具(機材)も用意しておいたほうがいいです。
あったほうがいいもの
- ヘッドホン(6,000円~)
- ギターケース(3,000円~)
- ギタースタンド(1,000円~)
- ギターストラップ(1,000円~)
- エレキギター弦(予備)(800円~)
- ギターメンテナンスキット(500円~)
というのも、これらはエレキギターをつづけていればぜったいに必要になるものだから。
これはじっさいに筆者が体験したできごとですが、つぎのようなシーンはだいたい急にやってきます。
たとえばこんなシーン
同居人に文句をいわれるくらいならまだマシですが、スタンドがないばかりにせっかく買ったお気に入りのギターが傷ついたら…
ギターだけじゃなく、あなたの気分もかなりヘコみますよ。
大事なことなのでくりかえしますが、
あったほうがいいもの
- ヘッドホン
- ギターケース
- ギタースタンド
- ギターストラップ
- エレキギター弦(予備)
- ギターメンテナンスキット
これらはエレキギターの演奏に必須ではありませんが、後悔しないためにもはじめるときにそろえておくべきですよ。
それでは、ひとつずつ順番にその理由とおすすめを紹介していきますね。
「ヘッドホン」は騒音でまわりに迷惑をかけないために必要
エレキギターはアンプにヘッドホンをつなぐことで、周囲にはきこえないていどの音量で演奏できます。
たしかにギターは大きな音を出したほうがたのしいですが、
- 仕事帰りがおそく夜中にギターを弾きたい
- パートナーや子供といっしょに暮らしている
- アパートやマンションなどの集合住宅に住んでいる
といったシーンでは、騒音トラブルをさけるためにもヘッドホンは必須。
じっさいに、楽器の音が原因でニュースでとりあげられるほどの事件がおこった前例もあります。
こちらのギター用ヘッドホンなら6,000円ほどで買えるので、騒音によって加害者や被害者にならないためにも用意しておきましょう。
なお、もうすこしヘッドホンをじっくり選びたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。
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「ギタースタンド」は安全に保管しておくために必要
たいせつなエレキギターをより安全に保管するために、ギタースタンドは用意しておきましょう。
初心者がやってしまいがちな3つのNGな保管方法として、
- 床にギターを寝かせる
- ギターをカベに立てかける
- 押し入れのなかにギターを保管する
というものがあります。
これらの方法でギターを置いておくと、
- ギターを踏んでネックが曲がる
- たおれてギターのボディに傷がつく
- 湿気でカビる&ギター弾くのがめんどくさくなる
とデメリットしかありません。
こうなるとギターを弾きにくくなるばかりか、練習のやる気までなくなってしまいます。
たった数千円でそんな損失をさけられるアイテムこそが、ギタースタンドなのです。
とりあえず初心者には、もっともお手頃価格なこちらがおすすめ。
もっとほかのギタースタンドもくわしく見てみたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。
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「ギターストラップ」は安定したポジションで弾くために必要
ギターストラップは、エレキギターを立って弾くときに必要なアイテム。
ズボンにとおすベルトのような見た目で、肩にかけて担ぐ要領でつかいます。
「じゃあイスとか床にすわって弾くだけなら要らないよね?」と思うかもしれませんが、そうでもありません。
なぜなら、ストラップをつかったほうがギターの位置がズレないからです。
実際にストラップなしですわってギターを弾くとわかりますが、演奏中にズルズルとすべりおちてきます。
そうすると、もとのポジションに直さないと弾きにくいので、なかなか集中できません。
ぜったいに必要なわけではありませんが、ギターの上達スピードを上げるためには用意しておいたほうがいいですよ。
ちなみに、初心者におすすめのギターストラップはこちら。
このストラップは、
- デザインがシンプル
- カラーバリエーションが豊富
- Amazonでレビューが21,000件以上
と定番中の定番。
ポリプロストラップもフェンダーピック同様、さまざまな種類を試してもどってくる中・上級者が多いですね。
ストラップの原点とも呼べるポリプロストラップを、まずは試してみましょう。
もっとストラップのデザインや素材にこだわりたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。
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「エレキギター弦」はいざというときの予備として必要
弦そのものははじめからエレキギターに張られていますが、それとは別に「予備の弦」をひとつもっておきましょう。
というのも、ギターの弦はいつ切れるかわからないからです。
たとえば初心者の場合だと、
- チューニングの音をまちがえて切れる
- ピックではじくチカラが強すぎて切れる
これらを結構やりがち。
筆者もじっさいに、これで3本くらいは弦を切っていますね。
そして問題は弦自体が切れたことではなく、そのあとにギター練習のやる気がなくなってしまうこと。
それもそのはずで、せっかくギターを弾こうと思っている(または弾いている)ときに弦が「バチーーーン!」とちぎれたらなえますよね。
しかもギター弦なんて、乾電池みたいにコンビニとかで売っていないんですよ。
だからわざわざ、
- 楽器店
- ネットショップ
- リサイクルショップ
などで調達して、それから弦交換をしないといけない。
その手間がめんどくさくて、筆者は6ヶ月ほど弦が切れたままのエレキギターを放置していたことがあります。
そうならないためにも、最低ひとつは予備のエレキギター弦を持っておきましょう。
初心者におすすめのエレキギター弦はこちらです。
これはエレキギター弦の標準みたいなもので、つかったことがないギタリストはいないのではないでしょうか。
エレキギター弦には、
- 太さ
- 素材
など種類がありますが、それぞれのちがいなんて最初はわからないものです。
なのでまずは、スタンダードなアーニーボウルの弦を試してみましょう。
もっと最初からいろいろなエレキギター弦をみくらべたい人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
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ギターを外に持ち出すための「ギターケース」
エレキギターを家の外に持ち出す場合は、かならずギターケースを用意しておきましょう。
始めたてのころは「いやいや、自宅でしかギターは弾かないよ」と思うかもしれませんね。
でもほとんどの人が、家でほそぼそと演奏することに満足できずに「もっとデカイ音を鳴らしたい」と、
- カラオケ
- 音楽スタジオ
- ライブハウス
にむかって飛び出していくものです。
そんなときに絶対やってはいけないことが、エレキギターをハダカのまま持っていくこと。
そうすると、
- ふつうに持ち運びにくい
- 雨にぬれてギターの電子パーツがこわれる
- ギターを落としたり倒れたりしてこわれる
など、ギターやあなたにとってデメリットしかありません。
そんなトラブルを防いでくれるアイテムが、ギターケースなのです。
ギターケースの種類は、
- 布でおおわれた簡易的な「ソフトケース」
- とにかく耐久性を追求した「ハードケース」
- リュックサックのように背負える「ギグバッグ」
- ギグバッグとハードケースをかけあわせた「セミハードケース」
など、はばひろく存在します。
選び方に関しては、エレキギターを持ち運ぶときの「移動手段」で決めましょう。
ギターケースは移動手段に合わせて選ぶ
- 徒歩、電車
⇒ ソフトケース、ギグバッグ - 自転車、バイク
⇒ ギグバッグ、セミハードケース - 車
⇒ セミハードケース、ハードケース
それぞれの相性はこんなカンジです。
移動手段がまだ決まっていないなら、とりあえず「ギグバッグ」「セミハードケース」のどちらかを買っておくのが無難でしょう。
そうすれば、徒歩~自動車までじゅうなんに対応できます。
耐久性はそこまで高くないものの、価格は3,000円ほどと安く、背負えるので持ち運びやすいのが特徴です。
大切なファーストギターを守るためにも、ギターケースはかならず準備しておきましょう。
もっとほかのギターケースを見てみたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。
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【2023年最新】ギターケースのおすすめ!初心者向けに選び方も紹介
大切なギターを持ち運ぶ時に必要不可欠なギターケース。 手軽に持ち運べるソフトケースから堅牢なハードケースまで種類が沢山あってどれを買えばいいのか迷ってしまいますよね。 ギターを裸の状態で持ち歩くのもワ ...
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「メンテナンスキット」はギターを長くつかうために必要
はじめて買ったエレキギターをいい状態で長くつかうためには、メンテナンスキットもそろえておきましょう。
メンテナンスキットとは?
- ボディや弦のヨゴレを拭きとる「クロス」
- ボディやネックのヨゴレを落とす「ポリッシュ」
- 指板などの木材のパーツを乾燥から守る「レモンオイル」
この3点が、ここでいうメンテナンスキットです。
メモ
クロスはいわゆる「メガネ拭き」みたいなもので、ギターを弾くたびに、
- 弦
- ボディ
- ネック
などについた手汗をふきとるためにつかいます。
とくにギター弦だけは、かならずクロスでキレイにするべき。
なぜなら、手汗や皮脂によって弦がサビやすくなり、結果としてエレキギターの音がわるくなるからです。
気持ちいいサウンドが出ないエレキギターは、弾いていてほんとうに楽しくありません。
もっとも、弦がサビたら新しいものに交換すればいいだけですが、正直めんどくさいんですよね。
なので、
- 弦の寿命をのばす
- 弦交換の回数を減らす
- あたらしい弦を買う費用をおさえる
これらのためにも、エレキギターをはじめるタイミングでクロスを備えておきましょう。
まとめ:エレキギターに必要なものをそろえてたのしいギターライフをスタートしよう
今回の記事では、これからエレキギターを始める初心者に必要なものを紹介しました。
最低限必要な5つのもの
あったほうがいいもの
- ヘッドホン(6,000円~)
- ギターケース(3,000円~)
- ギタースタンド(1,000円~)
- ギターストラップ(1,000円~)
- エレキギター弦(予備)(800円~)
- ギターメンテナンスキット(500円~)
⇒ 1万円くらいあれば、ベンリな道具もそろえられる!
こんなカンジです。
この記事で紹介したものをすべて買いそろえても、およそ5万円くらいですね。
市販の初心者セットを買うよりは高価ですが、長い目でみればぜったいにおトクです。
本記事を参考に、たのしいエレキギターライフをスタートしてみてください。
ちなみに、とりあえずギター一式そろえた初心者さんにかならず立ちはだかる「カベ」があります。
それは、
「ギターって、なにからはじめればいいの?」
というシンプルな疑問。
以下の記事でエレキギター初心者がやるべき練習についてまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。