皆さんはエレキギター/ベースやエレアコを弾いている時にこんな経験ありませんか?
- 演奏中にシールドがプラプラしてて邪魔だ
- ライブ中にシールドを踏んで引っこ抜けた
- 自宅でギター/ベースを弾こうと思ったけど、シールドを挿すなどの準備が面倒
- でもシールドを繋ぎっぱなしだと部屋が汚く見えるし掃除が大変
恐らくギターやベースを弾いている人なら誰しも経験する悩みだと思います。
そんな悩めるギタリスト/ベーシスト達のシールドゆえのストレスやトラブルから解放する“ワイヤレスシステム”の導入をおすすめします。
「ギターのワイヤレスシステムってどんなもの?」「ワイヤレスって聞くと遅延や音質って大丈夫?」なんて疑問を感じる人もいると思います。
そこで今回の記事は以下の内容について解説していきます。
- ワイヤレスシステムとは?
- ワイヤレスシステム導入のメリット/デメリット
- どうやって選んだら良いの?
- おすすめのワイヤレスシステムは?
もくじ
ギターワイヤレスシステムとは?

ギターやベースから電気信号を「有線」でアンプに送るシールドに対して、ワイヤレスシステムは電気信号を電波に変換して「無線」で送る装置です。
電波を送信する「送信器(トランスミッター)」、電波を受信する「受信器(レシーバー)」と役割が異なる2つの機材で1セットの装置です。
ギターのジャックに送信器を、アンプやエフェクターなどに受信器を取り付けて使用するタイプが一般的。
簡単に言うと、シールドの役目を“無線で出来る”装置です。
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ワイヤレスシステムのメリット
シールドのトラブルやストレスから解放される

演奏中に「シールド踏んじゃった!引っ掛かった!」なんてことありませんか?そのはずみでシールドが抜けてしまう事も。ライブ中だったら目も当てられませんよね。
そういったストレスやトラブルはワイヤレスシステムで丸ごと解消してくれます。
また、ライブなどの場面でも電波の届く範囲なら自由に動き回れるので派手なパフォーマンスもお手の物。
お家の中でも画期的で、ギターを弾いている時に小腹が空いたり、喉が渇いたらギターを担いだまま台所に行けるのは地味に便利。
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日々の練習が捗る

練習しようと思った時に「やっぱり準備が面倒だから止めよう…」と、ついつい足踏みしてしまうことが有ります。
とはいえ、シールドを繋いだままだと部屋が汚く見えるうえ、掃除がしにくいんですよね。
私自身も初心者の頃、これを理由についつい練習をサボってしまい、上達スピードが非常に遅かった経験があります。
ワイヤレスシステムだったら、アンプとギターに送受信機さえ付けて置いておけば、電源ONですぐさまエレキギターが弾けます。
ギタースタンドを使ってリビングやソファーなど身近な場所にギターを置いておくことで更に手軽に演奏が出来るようになります。
毎日ルーティンとして気軽に演奏が楽しめるため、早い上達が見込めますね。
持ち運びしやすい
ワイヤレスシステムを採用すると、シールドを持ち運びしなくて済みます。
シールドは長さにもよりますが、結構かさばるんですよね。
送受信機の方がよりスマートで、小さなポーチやギターケースのポケットなどに難なく収まります。
何かと荷物が多いギタリストにとって、準備や移動時の負担が減るのは嬉しいですよね。
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ワイヤレスシステムのデメリット
一見メリットしかなさそうなほど便利なワイヤレスシステムですが、僅かばかりのデメリットは存在します。
電波障害の恐れがある
ワイヤレスシステムは電波を飛ばして信号(音)を送受信しているため、多数のスマホなどの電波が交信する場所では音が途切れるなど不具合が発生する場合があります。
また、バンド内など狭い範囲で複数のワイヤレスシステムを使う場面でも同様の障害が発生する場合があり、狭い範囲で複数使用する時は同じメーカー品、または同じ機種で統一するなどの対応が必要になります。
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ギターワイヤレスシステムの選び方は?
さて、ワイヤレスシステムを使うメリット/デメリットが分かってきたところで、ここからはワイヤレスシステムを選ぶうえで大事なポイントについて押さえておきましょう。
用途に適した電源タイプを選ぼう

ワイヤレスシステムは主に、
・バッテリー駆動
・乾電池駆動
などの電源方式が一般的です。
どちらの電源方式も一長一短ですので、自身の用途に合ったものを選びましょう。
コスパ重視ならバッテリー駆動
バッテリー駆動は使用するたびに充電するだけでバッテリー切れの乾電池を都度交換する必要がないので、コストパフォーマンスが高いです。
長時間使用なら乾電池駆動
一方で乾電池駆動は文字通りどこにでも売っている乾電池を使用しているため、ライブなど長時間演奏する場面でも合間に電池を交換するだけで、バッテリー切れでも心配がいりません。
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混線トラブルを避けるなら"最大チャンネル数"が多いものを選ぶ

ワイヤレスシステムに欠かせない要素として"最大チャンネル数"というものがあります。
ギターのワイヤレスシステムは特定の周波数帯の電波を飛ばしていますが、その中で接続できる機器の最大数を示しています。
同じ周波数帯の機器がひしめき合うと混線して接続不良の原因となりますので、出来るだけ最大チャンネル数は多い方がいいと言えます。
使用周波数帯で選ぶ

ワイヤレスシステムで使用している周波数帯には、
・ 2.4GHz帯
・ B帯
という2種類があり、それぞれ音質やノイズ耐性などが異なります。ワイヤレスシステムを使用する環境やサウンドの好みによって選ぶと良いでしょう。
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Bluetoothなどでも使用される"2.4GHz帯"は音質が良い
2.4GHz帯の電波はスマホやWi-Fi、Bluetoothなどで広く使用されている周波数帯で、音質が良いとされています。
壁の向こう側との混線に強く、自宅やスタジオでの使用に適している反面、周囲にスマホやPCの電波が入り乱れている環境だとノイズや接続不良などのトラブルを起こしやすいのがデメリット。
電波を発する機器から離れる、自宅であれば別室に移動するなどの対処を必要とする場合があります。
"B帯"は他の電波と干渉しにくいが、法改正で旧規格品は使用できなくなる
一方のB帯はスマホやPCなどの電波の影響を受けにくく、壁や設備などの遮蔽物にも強いのがメリット。
ライブ会場やスタジオなどでは干渉する恐れがあるので注意が必要です。
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ライブでの使用が多いなら“最大伝送距離”が長いものを

ライブなど広い場所で移動しながら演奏をする機会が多いなら、最大伝送距離がより長いものを選ぶと良いでしょう。
ワイヤレスシステムが飛ばしている電波の届く距離には限界があり、“最大伝送距離”は何も遮るものがない状態で電波が届く限界の距離を表した数値です。
使用環境によって届く距離が変動する点には注意が必要です。
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音の遅れを気にするなら“レイテンシー”に注目

“レイテンシー”は、音を電波に変換処理するまでに要する時間を表す数値で、「1.5ms(ミリセカンド)」などと表記されます。
簡単に言うとギターの弦を「ジャラーン」と弾いてから実際にアンプから音が出るまでどれくらい時間が掛かるか、ということです。
「え?じゃあ実際に弾いてから音が出るまで時間差があるの?」と思うかもしれませんね。
後述する「Xvive / XV-U2/BK」を例に見てみましょう。
この製品のレイテンシーはメーカーによると“6ms”とされていますが、「1ms = 0.001秒」ですので、音が電波に変わるまで「0.006秒」掛かるということですね。
もはや人間が感じ取れる“遅れ”ではありませんが、より早いレスポンスを重視するなら数値が低いレイテンシーの製品を選びましょう。
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おすすめのワイヤレスシステム
ワイヤレスシステム関連の商品はもともと高価な物が多く、かなり敷居が高いアイテムでした。
近年の技術革新により比較的低価格で高品質なワイヤレスシステムを購入出来るなんて、いい時代になりましたよね。
その中でも特におすすめのワイヤレスシステムをピックしました。
Xvive / XV-U2/BK ワイヤレスシステム

【基本スペック】
電源方式 | バッテリー |
最大チャンネル数 | 4チャンネル |
使用周波数帯 | 2.4GHz帯 |
最大伝送距離 | 約30m |
レイテンシー | 6ms以内 |
低価格のワイヤレスシステムの先駆けとして有名なエックスバイブ。曲線を描く独特のボディラインが印象的ですね。
肝心の音の遅れやノイズ・音痩せは体感で気になるレベルではありません。
手軽にいつも通りの音でギターが楽しめるって最高ですよね。
それでいて10000円以下というハイスペック。技術の進歩にもはや感動を覚えるレベルですね。
自宅練習やライブなどでも万能に活躍しする定番のワイヤレスシステムです。
Getaria / GWS-8 ワイヤレスシステム

【基本スペック】
電源方式 | バッテリー |
最大チャンネル数 | 6チャンネル |
使用周波数帯 | 2.4GHz帯 |
最大伝送距離 | 約30m |
"Xvive / XV-U2/BK"に近いスペックながら5000円以下の低価格を実現したモデルです。
バッテリーは一度の充電で約3~5時間程度と長持ちし、自宅練習はもちろんのこと、ライブなどでも十分に活躍します。
薄いプレート状の主張しすぎないボディでギターの雰囲気を損なわないのも嬉しいポイントです。
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Phoenix / A8 ワイヤレスシステム

【基本スペック】
電源方式 | バッテリー |
最大チャンネル数 | 1チャンネル |
使用周波数帯 | 2.4GHz帯 |
最大伝送距離 | 約30m |
ギターワイヤレスシステム激安モデルの代表でピックアップしました。
スペックなどは必要十分といったところで至って普通の性能ですがとにかく安いので、ギターやベースのワイヤレスシステムとはどんなものかと試してみたいという人にはおすすめ。
BOSS / WL-20L ワイヤレスシステム

【基本スペック】
電源方式 | バッテリー |
最大チャンネル数 | 14チャンネル |
使用周波数帯 | 2.4GHz帯 |
最大伝送距離 | 約15m |
レイテンシー | 2.3ms |
エフェクターやアンプで有名なBOSSによる高品質ワイヤレスシステムです。
BOSS独自のワイヤレス技術によって全く音質の劣化や音の遅れを感じさせない高品位で安定した通信を実現しており、さすがBOSSといった性能。
レイテンシーが"2.3ms"と驚異の処理速度を誇り、ギターのレスポンスを重視するならおすすめの製品です。
また、最大チャンネル数も14と非常に多く、多数のワイヤレスシステムを導入したアーティストが集まるライブなどでも安心です。
Line 6 / RELAY G10 ワイヤレスシステム

【基本スペック】
電源方式 | バッテリー |
最大チャンネル数 | 1チャンネル |
使用周波数帯 | 2.4GHz帯 |
最大伝送距離 | 約15m |
レイテンシー | 2.9ms |
マルチエフェクターで有名なLine6のワイヤレスシステム。
BOSS/WL-20Lに対抗し得るハイスペックな製品ですが、RELAY G10はバッテリーが最大8時間と非常に長持ちで、長丁場のライブでも問題なくこなせてしまいます。
そのうえスリープ機能付きで、使用していない時間が続くと自動的にスリープ状態に移行してバッテリーの浪費を抑えるスグレモノ。
シンプルで落ち着いたデザインによって楽器の印象を損なわないのも嬉しいポイントです。
また、ケーブルトーン・テクノロジーによって、あたかもシールドケーブルを使っているような特有のサウンドキャラクターを再現。
シールドのストレスから解放されたいけど、シールド特有のサウンドが好きな人におすすめの製品ですね。
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ワイヤレスアンプという選択肢もある

シールドのストレスから解放される方法はワイヤレスシステムだけではありません。
ギターやベース用アンプでもワイヤレス機能を搭載したモデルが販売されています。
卓上サイズで自宅や出先での気軽な演奏にピッタリなモデルが豊富にあるので、普段大きめのアンプを引っ張り出して練習している人は是非とも検討してみてください。
NUX / Mighty Air ワイヤレスアンプ

まだアンプを持ってない、新しいアンプが欲しい方でワイヤレスシステムを試してみたい方必見のモデリングアンプです。
特に自宅での練習用アンプを探している方におすすめで、練習が捗る機能が豊富。
本機はBluetooth接続に対応しており、スマホから音源を再生することが出来ます。好きな曲に合わせての演奏やバッキングの練習に最適ですね。
専用のスマホアプリでアンプのコントロールまで可能。スマホの操作一つでクリーンサウンドからディストーションサウンド、オーバードライブやコーラスサウンドまで思うがままにつくれてしまいます。アンプとスマホだけでギタリストの醍醐味であるサウンドづくりの楽しみも味わえる優れもの。
さすがに個々のエフェクターと比較してしまうとやや性能は劣りますが、それでも低価格とは思えないサウンド、多機能性、快適さが何よりの魅力ですね。
また、自分のつくったサウンドのデータはアプリ内で記録することが出来、後日ギターを練習する際に同じサウンドをすぐ呼び出せる機能が非常に便利!「この間つくった音が良かったんだけど、ツマミの設定を忘れた…」なんて心配は無くなります。
BOSS / KATANA-AIR ワイヤレスアンプ

BOSS/KATANA-AIRはシールドがワイヤレスなのはもちろんのこと、電源コードすら無く、ケーブル類を一切接続する必要がありません。
更にスマートフォンとBluetooth経由で繋げば、端末内の楽曲やYouTubeなどのメディア再生も可能で、楽曲に合わせてギターやベースなどの演奏が行えます。
専用のスマホ用アプリを使えばスマホ内で音量やエフェクトなどのコントロール調整も出来る便利さも嬉しいポイントです。
BOSS独自の技術により、音の遅れを一切感じさせない超低レイテンシーとクリアなサウンドを実現したワイヤレスギターアンプ。
付属のトランスミッターはバッテリーが最長12時間も連続で使用することが可能で、自宅練習はもちろんのこと旅先などでもストレスフリーでギターが楽しめます。
YAMAHA / THR10II WIRELESS

日本屈指の電子楽器メーカー"ヤマハ"の卓上モデリングアンプです。
インテリアとしても部屋に馴染む落ち着いた色合いとおしゃれなデザインが目を惹きますね。
本機はワイヤレスレシーバーと充電式バッテリーを内蔵しており、Line 6 RELAY G10のトランスミッター(別売)を使用することで完全ワイヤレス化が可能。
ヤマハ独自開発のモデリング技術"VCM"によってデジタル回路でありながら、真空管アンプのような温かみのあるサウンドが特徴で、デジタル特有の硬質的なサウンドが好きではない人におすすめ。
専用のスマホアプリを使えば機能が拡張し、クリーンからディストーションサウンドまで対応する15種類のアンプモデル、直感的に操作できる8種類のエフェクトコントロールに加え、エレキベースやアコギ専用のサウンドまで搭載しており、幅広い楽器やプレイスタイルに応えます。
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