マルチエフェクターは、ギターやベースの音色を変えるさまざまなエフェクトがひとつのボディに収められたアイテム。
- 自宅でエフェクトの組み合わせを楽しみたい
- ライブでの演奏のバリエーションを増やしたい
- コンパクトエフェクターは集めると重いからイヤだ
という人におすすめです。
- メーカー
- 価格(値段)
- エフェクトの種類・数
などが異なるため、初心者さんはどうやって選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、エレキギター歴5年の筆者がつぎの内容をお伝えします。
この記事の内容
エレキギター用マルチエフェクターで失敗しないための選び方
結論、マルチエフェクターは以下の3つのポイントを意識して選びましょう。
これらを参考にすれば、あなたにぴったりのマルチエフェクターが見つかりますよ。
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もくじ
マルチエフェクターを使う環境や目的で選ぶ
マルチエフェクターを買うときにもっとも重要なポイントは、使う目的にあわせて最適なモデルをえらぶこと。
なぜなら、
- 自宅練習用
- 本格的なライブ用
- レコーディング(宅録)用
などの用途によって、求められる要素・機能がまったく異なるからです。
そのため、ここからはマルチエフェクターを使う目的ごとに「どんなタイプがおすすめなのか」について解説していきます。
自宅練習で使うなら「安くてコンパクト」なモデル
自宅練習用にマルチエフェクターを使うなら、安価でボディサイズが小さめのモデルがおすすめ。
具体的な価格やサイズは、
- 価格は「1~3万円」ほど
- 本体サイズは「A4」くらい
がいいでしょう。
なぜかというと、
- 音の組み合わせを楽しむ
- エフェクトの勉強をする
などの用途であれば、そういったマルチのほうが使い勝手がイイからです。
高価なマルチはボディがだいたい大型なので、自宅での保管・設置場所に困ってしまうことがほとんど。
せっかくハイエンドモデルを買っても、使いづらいからとクローゼットの肥やしにしてはもったいないですよね。
そのため、自宅練習用のマルチエフェクターなら、
- 価格は「1~3万円」ほど
- 本体サイズは「A4」くらい
を目安にして選びましょう。
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ライブで使うなら「軽くて持ち運びやすい」モデル
ライブ用のマルチエフェクターを選ぶときは、できるだけ軽量で持ち運びやすいモデルがおすすめ。
その理由は5kg以上あるような重くて大型のモデルだと、ライブ会場までの移動だけで疲れてしまうからです。
というのも、じつは筆者はたま~にライブ演奏する程度のバンドマンで、
- ギター+機材(約5kg)
- エフェクターボード(約7kg)
を担いで電車(+徒歩)移動をしていたことがあります。
これがもうね、本当にしんどかった。
自衛隊の訓練でもやらされているのかと錯覚しましたよ。
その結果、「こんな重労働をしてまで、ライブで出したいサウンドなんかないわ!!!(怒)」
とヤケになって、エフェクターボードごとすべてメル〇リで売り飛ばしました。
そんなわけで、経験者は語ります。
よほどのプロ志向でない限り、機能性や音質を重視するあまりに大型のマルチを買うと後悔しますよ。
もしライブでつかう予定があるなら、ぜったいに3kg以下くらいの軽量マルチエフェクターをえらびましょう。
夜間や集合住宅で使用するなら「ヘッドホン端子」があるモデル
- 部活や仕事の帰りが遅くて夜しか弾けない
- アパートやマンション(集合住宅)に住んでいる
などの理由で、自宅でアンプから音を出して練習できない人もいますよね。
そんなときは、ヘッドホン端子付きのマルチエフェクターがおすすめ。
なぜなら、
だけでもエレキギターの演奏ができるからです。
ちなみに…
そうすることで、アンプをまだ持っていない人はわざわざ買わなくて済みます。
すでに持っている場合は、
の組み合わせでもギター練習はできます。
しかし、機材がひとつ増えることによって、部屋の圧迫感も増してしまうのがデメリット。
もしアンプから直接音を出す予定がなければ、思い切って買取をしてもらうのもひとつの手段ですね。
演奏スペースが広くなるうえに、マルチ購入の資金にもなりますよ。
そのため、
- 夜間しか弾かない
- まだアンプを持っていない
- アパートやマンションに住んでいる
という人は、ヘッドホン端子付きのマルチエフェクターをえらびましょう。
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宅録(録音)で使用するなら「オーディオインターフェース機能」付きのモデル
自宅でのレコーディング(宅録)に使用するなら、オーディオインターフェース機能を搭載したモデルがおすすめ。
オーディオインターフェースとは、
- マイク
- ギター
- ベース
などの機器から出力した、アナログ信号 ⇒ デジタル信号へ変換する機器、または機能のこと。
デジタル信号に置き換えることで、音源がパソコンで扱いやすくなります。
実際のところ、パソコン本体にもマイク機能はあるので、マルチがなくても音源を取り込むことは可能。
しかし、オーディオインターフェース機能付きのマルチを通じて取り込むことによって、より高音質で録音ができます。
音楽制作(DTM)に欠かせないのはもちろん、録音したじぶんの演奏を客観的に聴いてみると、思わぬ弱点の発見にもつながりますよ。
マルチエフェクターの価格(値段)で選ぶ
マルチエフェクターの価格(値段)は、およそ1~30万円ほど。
ですが、
- 自宅練習
- 小規模なライブ
- 趣味での音楽制作
などでつかうためのマルチなら、予算は2~5万円ほどあれば十分です。
それだけあれば、
- 各通販ショップで人気のモデル
- 有名メーカーの入門~上位モデル
など、満足のいくマルチが手に入るでしょう。
当然ではありますが、高額なマルチほど
- 各エフェクトの音質がイイ
- 画面やスイッチが操作しやすい
といったメリットがあります。
しかし、プロ志向のギタリストでもない限りは、そんな高級品なんて必要ありません。
(とにかく音質や操作性を重視したい人は、ハイエンドモデルがおすすめです。)
そしてなにより、そこまでギターにお金をかけられる人は少ないですよね。
なので、
- 自宅練習
- 小規模なライブ
- 趣味での音楽制作
などでつかうためのマルチなら、2~5万円ほどを目安に選びましょう。
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有名メーカー(ブランド)のマルチエフェクターを選ぶ
これはマルチエフェクターに限った話ではありませんが、
- 知らないメーカーのはちょっと…
- できれば有名メーカーの製品がイイ
という人もいますよね。
結論、マルチエフェクターはつぎの3つの有名メーカーから製品を選ぶのがおすすめ。
マルチ三大おすすめメーカー
- BOSS(ボス)
- ZOOM(ズーム)
- Line 6(ライン・シックス)
これらはもはや三大巨頭といってもいいほど、圧倒的なシェアと実績をほこる有名メーカーですね。
もしメーカーで迷ったら、この3つのうちどれかから選べば絶対に失敗しませんよ。
ここからは、それぞれのメーカー(ブランド)の特徴について解説していきます。
BOSS(ボス)
「BOSS」は日本の大手電子楽器メーカー「Roland(ローランド)」が保有する、ギター・ベース用エフェクターのブランド。
BOSSといえば、コンパクトエフェクターのほうがイメージが強いという人もいるでしょう。
ですがマルチエフェクターも、
- 初心者向けの入門モデル
- 中~上級者向けの上位モデル
- プロ仕様のフラッグシップモデル
などが、さまざまな層のギタリストに支持されているブランドでもあります。
もっとも定番のメーカーから選びたい人は、BOSSがおすすめですよ。
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ZOOM(ズーム)
「ZOOM」は日本の電子楽器/音響機器メーカーで、ギター用マルチエフェクターはズームブランドの看板商品です。
BOSSにつづいて、国内における三大ギター用エフェクターメーカーのひとつに数えられます。
ZOOM製マルチの特徴は、
- エフェクトを多数内蔵
- ドラムマシンなど機能が豊富
といった点。
そしてなんといっても、価格がリーズナブルなのが初心者さんにもうれしいポイント。
1万円台と格安ながら、自宅練習~ちょっとしたライブまで使えるラインナップが魅力です。
とにかくコスパを重視するなら、まちがいなくZOOMがおすすめですよ。
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Line 6(ラインシックス)
「Line 6」はアメリカ合衆国の音響機器メーカー。
そして、日本の有名な音響メーカーである「ヤマハ」の子会社でもあります。
Line 6は実用性の高いマルチエフェクターが主力で、多彩なエフェクトはもちろん再現度の高いアンプモデルを搭載したものから、省スペース設計の小型モデルまで充実のラインナップです。
ライブで本格的に使うマルチエフェクターがほしいなら、Line 6がおすすめですよ。
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まとめ:マルチエフェクターで自宅練習やライブを楽しもう
今回は、ギター初心者さん必見のマルチエフェクターの選び方を紹介しました。
最後にもう一度、選び方の重要なポイントをおさらいしておきましょう。
本記事の内容を参考に、あなたのスタイルにぴったりのマルチエフェクターを見つけてみてくださいね。
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